駅の階段から転落してケガをしたAさん(40歳)。
幸い足の捻挫と打撲程度で済んだものの、額には青あざ、深く考え込んでしまったそうです。
私の知人の話です。「もし大怪我で何か月も入院することになったら、保険なんか入っていないし、長く休んだら給料だってもらえないし・・・・」
危なかったですねAさん。この機会に保険について考えるのはいいことです。
ただし「何も保険に入っていない」というのは正しくありません。
会社員は誰でも4つの保険に加入しています。
それは「健康保険」「厚生年金保険」「労災保険」「雇用保険」の4つの公的制度です。
40歳以上の人なら、これに「介護保険」がプラスされます。
病気やけがで医療費がかかったり、仕事を休んだときの補償は、主に健康保険と労災保険の話です。
まず「労災保険」は業務中や通勤時のけがや病気を保障するもので、治療にかかった費用は労災が全額負担します。
休業中については収入の8割の保障が受けられます。
Aさんの今回のけがは通勤途上での事故となり、労災が認められるでしょう。
ただし会社に出勤中に寄り道などをして事故にあった場合は労災の適用外となります。
国の制度もご理解したうえで民間の医療保険を検討しましょうね、とお伝えしました。
次回はAさんの医療費についてのコラムを書きたいと思います。
営業担当 浅野