通勤途中に・・・②
前回は通勤途上のケガについてのコラムを書きましたが、今回は医療費についてです。
医療費の自己負担は最大でも9万円
今回のような事故のとき、役にたつのは「健康保険」こちらは皆さんお馴染みですよね。
健康保険は業務外のケガがすべて対象になります。
医療費の自己負担は3割で、残り7割は健康保険が負担します。
会社員に限らず、日本では誰もが何らかの保険制度に加入する「国民皆保険制度」があります。自己負担割合はどの健康保険でも同じです。
これは、世界でもまれな制度といっていいでしょう。
特に覚えておいていただきたいのは、健康保険の「高額医療費制度」です。
一般的な収入の人なら、医療費がどれだけ高額になっても、自己負担額は1か月に9万円程度ですむようになっています。
高額療養費制度での自己負担の上限額を計算式で示すと
負担の上限額=8万100円+(実際の医療費-26万7000円)×1% となります。
もし大ケガで入院し、実際の医療費が100万円かかったとしても、自己負担額は8万7430円ですむといった計算です。
また、治療が長引いて高額療養費の適用を受ける期間が4か月以上になれば、4か月目以降の上限額は4万4400円にダウンします(いずれも70歳未満の場合。2014年現在)
さて転落事故をきっかけに「民間の医療保険に入ろうか?」と考え始めたAさん。
何から手をつけていいのか、どんな保険に入ればいいのか?ご相談がありました。
次は医療保険の選び方についてのコラムです。
営業担当 浅野